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IDカードを社外でぶらさげている人

IDカードを昼休みに付けて出る人

昼休みに社外でIDカードを付けたままの人と、ときどきすれ違います。

外すのを忘れたのか、ずっと付けていたいのか。

私もときどき外すのを忘れて、付けたままのこともありますが、気付くと慌てて外します。

写真と所属企業名と名前や社員番号などがそこには書かれています。

ストラップには企業ロゴも描かれています。

社内では、セキュリティーの観点から、属性が見えるようにぶら下げることが求められます。

でも、セキュリティーの観点からすれば、社外では外すべきです。

社章というものがあった

むかし、社章というものがありました。

有名企業の社員はスーツに社章を付けて、合コンなどに繰り出しました。

しかし、最近はスーツを着なければならない企業も減り、必ずしも社章がある、というわけでもないようです。

営業で企業を訪問するときに、社章を付けていると受付の人の扱いが変わるから、忘れずにつけていくようにと、新入社員のときに教えられました。

逆に、お酒を飲みに行くときには、必ず外すようにと。酔って暴れると、会社がこまるから、という理由だったと思います。

なぜ付けるのか

社外でIDを付けたまま歩く人は、外すのを忘れた人、でなければ、その所属企業に誇りを持っている人なのでしょう。

勤めている会社に誇りを持ち、一体感を持って働くことが出来ることは幸せなことです。

有名ブランドの服やバッグを持ち歩くように、社名入りストラップにつけたIDを、首からぶら下げているのでしょう。

板子一枚下は地獄でもないけれど

大きな看板を背負って仕事をしていると、結果を自分の実力と勘違いしやすい、と言います。

実際、 大きな会社で働いていたあとに、会社を辞めて一人になると、実に心細いものです。

大きな組織では当然のようにあったサービスがなくなり、全て自分で行わなければなりません。

大きな組織の恵まれた環境にいると、なかなかそのことには気付きません。

以前勤めていた会社で、社内ではいつも小さくなっているのに、取引先に対しては、強く出る人がいました。

日頃の鬱憤を社外の人にぶつけるなんて見苦しいなと思い、気付くとその人のしでかしたあとのフォローをしていました。

組織と一体化して、満足出来ることは幸せなことですが、その万能感で、まわりに迷惑をかけてはいけないと思います

なぜIDを付けたままだと恥ずかしいのか

なぜIDを付けたまま外出することに恥ずかしさを感じるのか。

それは、まず自分自身の過剰な自意識が背景にあると言えます。

誰も見てはいないのに、見られていると思う勘違い。

また同時に、自分が働いている会社に対して、愛着を持っていることを、他人にアピールしたい、と思っているかのような状況になることの恥ずかしさ。

これは、カップルが人前でイチャイチャすることを、恥ずかしい、と考えることに、似ています。イチャイチャするなら、部屋の中でしろ、ですね。

勤務先という属性でしか、自分をアピールできない痛い人、を皮肉混じりに冷笑していたつもりの自分が、実は「社会の窓」をあけっぱなしにして、電車に乗っていたことに気づいてしまった、けれども、つり革につかまっている自分が、この体勢からジッパーを上げるためには、目の前に座る人々の前で、股間に手を運ぶことになるので、下手をすると、露出狂と勘違いされる、といった、自意識と恥ずかしさと冷静な計算が複雑に絡み合った、自己嫌悪の無限ループに陥るからだ、と思います。

IDを首からかけて出かけることで、ここまで考えるなんて、自意識過剰にもほどがある、ということは自覚していますが、自覚しているだけ、まだましかとも・・・。 

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