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電子書籍と紙の本の違いは、必然と偶然の違いか

衝撃的だった電子書籍リーダー・キンドルの登場

本がこどもの頃から何よりも好きであった私にとって、キンドルの出現は衝撃的でした。

重い本を何冊も持ち歩かなくても、一台の薄い手帳サイズのデバイスの中に、数十冊でも収めることが出来る。

当初はキンドルを使わなければ、読めなかった本も、いまではスマホ用アプリを入れておけば、外出先でもどこでも、好きな本を好きなときに、読むことが出来るようになりました。

すぐ読める便利さ

新聞やテレビで気になった本を見つけたときも、すぐに検索してダウンロードできます。

本屋さんまで行って買わなくても、手元のスマホに、何度かのクリック操作で簡単にダウンロードできるので、つい買いすぎてしまいます。

当初は少なかった販売書籍数も、いまでは十分な量になりました。

今まで何を読んだか。スマホの中を覗けば、手元に本棚があるようです。

読んだ本の表紙がずらりと並び、本棚を眺めているような気分を味わうことも出来ます。

ダウンロードには制限がある

ただし、ダウンロードできる端末には制限があるようで、歴代のキンドルやファイアータブレットに落としながら読んでいると、気がつけば制限を超えていて、新しく買ったアイフォンでは読めなくなっていた、ということもあります。

また、時間的な制約もあるようで、ダウンロードしていつか読もうと思っていた書籍も、期限が来て読めなくなっていた、ということもありました。

転売ならぬ、転読を禁止するためだとは思いますが、読書の楽しみの一つとして、時間を置いて何度も読み返す、ということがあります。

これが自由にできるようになると、もっといいのにと思います。

テレビと雑誌と本で目的が違うのと似ている

TV番組の場合、広告を見てもらうために、番組があります。従って、スポンサーの意向に反することは、番組として取り上げにくい、ということがあります。

これは、ウェブサイトの、特にアフィリエイトを目的としたサイトの場合とよく似ています。ユーチューブも同じ仕組みですね。

同じウェブサイトでも、ブログの場合には少し違ってきます。もちろんブログといってもほとんどの場合、アフィリエイトを目的としている部分が、その割合はともあれ、少しはあるので、厳密に分けることは出来ません。

しかしながら、お金にならなくてもいい、という人がかなりの割合で存在しています。

ブログはハイドパークのスピーカーズコーナーの電子版

自分の頭の中にあるもやもやを、スッキリと整理するためや、またその考えを不特定多数とは限りませんが、知っていただき、どのように思われるのだろうと、少しだけ大きな声で主張してみる。

ロンドンのハイドパークにある、スピーカーズコーナーの電子版のようなイメージがブログでしょうか。

その考えやアイディアを、一つの書棚に整理して並べると、一冊の本ができるように思います。

編集者の有無の違い

本の作り方も、紙の本が本命の場合は、編集者というプロデューサーがいて、作家がいます。紙の本として作成されたものを、電子書籍という別の形態に置き換える場合がひとつ。

一人で制作する場合には、自分で企画を考え、自分で書き、自分で販売する。電子書籍の多くは、編集者のつかない、言葉通りのセルフパブリッシングが主流となっています。

紙の本には必ず編集者がつきますので、セルフパブリッシングよりは、チェック機能が働きます。とがりすぎている内容は、少しやわらかくし、味付けもマイルドに変更して、広く受け入れやすい形で編集する分、広く読まれる可能性が高まるでしょう。

いずれにしても、紙の本も電子書籍も、アウトプットされた紙やデータが商品です。ここに、広告の要素はほとんどありません。

書店における本との出会いとウェブ検索との差異

書店をめぐる楽しみは、偶然による未知との遭遇です。

たまたま角を曲がったところの書棚にあった背表紙が目に入り手に取る。そんな楽しみが電子書籍にはないような気がします。

電子書籍の場合、その人の検索履歴をもとにした、推薦書が次から次へと繰り出されてきます。

ネットの閉じたサークルの中で、似た人ばかりが意見を言い合い先鋭化していく、ということと同じ現象が、読書嗜好にも反映していくとすれば、その先は尻すぼみのような気もします。

思い切った反対意見や、まるで関係のない情報から、新しいアイディアが生まれてくるということがあります。

しかし、サイト側が売る、という観点から効率性を追求していけば、同じ嗜好のものを並べる、ということに行き着くような気がします。

この辺の思考の展開は、まだ人工知能にも出来ない、ひらめき、の分野になるのでしょう。

運命的な出会いの演出

 お見合いをさせると、嫌がるので、自然な出会いを演出して引き合わせる、という物語を演出することが、上流階級ではよく行われるそうです。

有名高校や有名大学へ親が行かせたがるのも、男女問わず、良縁を願う親の演出と、言えなくもありません。

政治家が自分の息子を後援者のもとに、何かと用事を作って足を運ばせて、その家のお嬢さんと自然な出会いを演出する、ということはよくある話と言います。

 演出があろうとなかろうと、そこで惹かれるものがなければ、その後もないわけだから、偶然の出会いでも、検索履歴の結果でも、あまり意識することはないのかもしれません。

時を超えて過去の賢人に会える紙の本

同じ時代に生きている人なら、会うことが出来ます。

住む場所や立場が違えば会うことは難しいかもしれませんが、少なくとも、ネットやメディアを通じて、そのアイディアを知ることが出来ます。

本の良さは、時間を越えて、昔の人の思考を知ることが出来ることです。

賢人と呼ばれた太古の人々のことばを手に取り読むことが出来ることは、紙の本の優れた特徴です。

果たして電子書籍にそれが出来るのか。

二千年後にどうなっているのか。

興味がつきません。 

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ガリア戦記 (平凡社ライブラリー664)

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